三ラウンドシステムでの学習効果

三ラウンド・システム教材を使用した学習者のデータを分析した結果の一部をご紹介します。

学習者へのアンケートの集計結果

三ラウンド・システムの教材を一学期間使用した千葉大生(10,813名)を対象としたアンケートの集計結果です。数値は質問項目に対して肯定的に回答した学習者の割合です。詳しくは、土肥充(2011)「千葉大学CALL英語履修者によるシステム評価結果の予備的分析」『言語文化論叢』第5号,pp.69-81. をご参照ください。

81%

学習が進むにつれて
聞けるようになった

75%

別のCALL教材でも
学習したい

86%

この授業を取って
良かった

教材を一年間使用した学習者の成果

TOEICスコア
左のグラフは、教材の使用時間とTOEICにより測定できる英語コミュニケーション能力の変化の関係を調査した結果です。約一年間、三ラウンド・システムの教材を使用した学習者を学習時間ごとに分類し、各グループのTOEICスコアの上昇量を比較しています。

詳しくは、与那覇信恵・阿佐宏一郎・竹蓋幸生(2022)「三ラウンド・システムの定量的評価」『続・英語教育の科学』学術研究出版,pp. 210-234. をご参照ください。

教材を長期的に使用した学習者の成果

TOEICスコア
右のグラフは、両群とも学部1年の時点ではTOEICスコアが約500点だった学習者群です。その後、4年間にわたって三ラウンド・システムの教材を学習した学習者と、そうでない学習者のTOEICスコアの変遷を比較しました。三ラウンド・システムの教材で学習を継続していた学習者は3年の時点で794点(CEFR B2レベル)に、そして最終的には872点(TOEIC Proficiency ScaleのLevel A)に到達しています。

詳しくは、与那覇信恵・阿佐宏一郎・竹蓋幸生(2022)「三ラウンド・システムの定量的評価」『続・英語教育の科学』学術研究出版,pp. 210-234.をご参照ください。